5分でわかる!ナイトブラの必要性とメリット・デメリットを正しく理解しよう
ナイトブラの必要性と役割
昼間はブラをしているけど、寝るときはノーブラという人も多いのではないでしょうか?実はこれ、バストにとってとても良くない環境なんです。
ブラをする理由
そもそもなぜ昼間にブラをするのかご存知ですか?
乳首が透けないようにするためだったり、洋服の上から形をよく見せるため、というのも1つの理由としてります。ですが、もっとも重要なのはバストを支えるためなんです。

画像:http://www.smj.or.jp/posts/houwa22.html
目には見えていませんが私たちの世界には重力というものが存在します。立ってる姿勢に対して上から重力がかかる事でバストは下へ下へと下がっていきます。また、昼間は歩いたり走ったりいろんな動きをしますよね。この動きに対して何もしないとバストが垂れたり、形が崩れたり、肩こりの原因になります。
他にも、胸はほとんど脂肪でできているので激しい動きによって脂肪が燃焼され胸が痩せて小さくなってしまうのです。
クーパー靭帯の役目
このようなトラブルが起きるとき、バスト内では何が起きてるかご存知ですか?
バストには「クーパー靭帯」というコラーゲン組織で形成された靭帯があります。この靭帯は、バストの土台となる大胸筋と胸をつなぎ止める働きがあり、この働きによってデコルテから膨らんだ上向きなバストを維持する役割があります。

画像:掘り出しバザール
ところがクーパー靭帯は非常に傷みやすく、激しい動きで簡単に切れたり伸びたりしてしまいます。体内の組織だから傷んでもまた再生するんじゃないの?と思ってしまいますが、一度切れたり伸びたクーパー靭帯は二度と元には戻らないのです…。これによってだらーんの垂れた元気のないバストになってしまうわけです。
クーパー靭帯を守るためにもブラは絶対に必要ということですね。
ナイトブラの必要性
では、なぜ昼間はみんなブラを付けるのに夜は付けないのでしょうか?
それは夜にバストが抱えている負荷を知らないからです。
就寝時のバストは無防備な状態で、寝返りを打つことによってバストは左右に動き回ります。また、昼間とは重力のかかり方も違い、寝ている体に対して上から重力がかかります。これによって、バストは脇や背中へと横に流れていくのです。
もうお気づきですよね?
寝ている間もしっかりブラで固定してあげないとクーパー靭帯が傷んでバストの形は悪くなってしまうのです。
昼用のブラを夜使うのはダメ?
でもそれだったら「わざわざナイトブラじゃなくても昼間のブラを夜に使えばいいんじゃないの?」こう思った方もいると思います。
実はこれはNG。
先ほど少し説明しましたが、昼間と夜では重力のかかり方が違うと言いましたよね。昼間は立ってる姿勢に対し上から重力が掛かるためバストは下に下がり、日中の動きはバストが縦揺れに動く動きが多いのです。
画像:ワコール公式通販
反対に就寝時は、寝ている姿勢に対して上から重力がかかるためバストは横に流れていき、右や左へ横に揺れる動きが多いのです。
この動きにそれぞれ対応して作られているので、同じようで全く仕組みが違うブラになっているのです。
ナイトブラの特徴と役割
なので、昼間用のブラを就寝時に使っても全くバストは支えることができません。また、昼用のブラは上から来る重力に対して下からしっかり支え込む作りになっているため「ワイヤー入」のもの多いです。寝るときにワイヤーが入っていると違和感で寝づらい他に、バストを潰したり圧迫して血流を悪くする恐れがあるため、昼用ブラをナイトブラとして使うのは不向きなのです。
逆にナイトブラは寝心地とサポート力を重視して作られています。昼用のブラに比べると横流れを防ぐようサイドが幅広になっている「脇高設計」のものが多くワイヤーも使われていません。また、伸縮性の高い素材でバスト全体をがっちり包み込み、就寝時の不規則な動きでも対応できるように作られています。
だから、昼には昼用ブラがあるように、夜には「ナイトブラが絶対に必要」なのです。
バストの大きさに関係なくナイトブラは必要!
ナイトブラや補整下着は胸が大きい人が使うもの、胸が小さいから垂れる心配なし!みたいに考えてしまってる人はいませんか?
実はこれは大きな間違い。
胸が小さい人ほどナイトブラは使うべきです。その理由はクーパー靭帯が痛むとバストは垂れてしまうため、デコルテからの膨らみがなくなり余計にバストは小さく見えます。クーパー靭帯が傷めばバストは垂れるし形も悪くなるので、胸の大きさに関係なくナイトブラは使用するべきです。
こんな人は今すぐにでもナイトブラが必要です!
使ってない人は今すぐ使用するべきですが、下記に当てはまる人は早急にナイトブラが必要です!
- バストが柔らかく、広がりやすい人
- 激しい運動などバストが動くことが多い人
- 妊娠中、出産後
- バストが垂れてきた
バストが柔らかく広がりやすい人は横流れもしやすいため、就寝時も補正してあげないとどんどんバストの形が悪くなります。またちょっとした動きでもバストが揺れてしまうため脂肪が燃焼しやすく、痩せやすい胸とも言えるのです。
激しい運動と就寝時に使うナイトブラになんの関係があるの?と思った方もいるかもしれませんが、日中激しい運動を繰り返している人はそれだけバストの形が崩れている可能性があります。そのため就寝時に本来あるべき正しい位置にしっかりバストを固定させてあげる必要があるのです。
妊娠中は乳腺が発達しやすく最大でバストが2カップも成長すると言われています。この時期のクーパー靭帯への負荷は尋常なものではありません。早めに補整してあげないと授乳でバストがしぼんだ頃には取り返しのつかないことになってしまいます。
今まで何もしてこなくてバストが垂れ始めてる方はいませんか?これはクーパー靭帯が痛んでるサイン。早急にナイトブラを使用していないとバストはどんどん垂れ下がります。すでに垂れちゃったからもういいや、で諦めてしまうのは間違いで悪化させないためにもすぐにナイトブラを使うべきです。
ナイトブラのメリットデメリットは?
今までナイトブラの必要性について話してきましたが、ここではメリットの他にデメリットについてもご説明していこうと思います。
正しくナイトブラのことを理解しましょう!
メリット
ナイトブラの「メリット」には大きく分けて以下のようなものがあります。
- 形を整え、垂れを防止する
- 補正により育乳できる
- バストを温め、冷え性を改善する
- 効果、安全性が高い
先ほどまでの説明で形を整えて垂れを防ぐことはおわかり頂けたと思いますが、実は補正によって育乳も期待できるんですよ。
なぜ育乳ができる?
私たちの体についている脂肪はとても流動的なものなので、バストへ寄せ集めることができます。また、同じところに固定し続けることでそこに脂肪が定着しバストアップができるわけです。下着屋さんでフィッティングしてもらったら2サイズもアップした、なんて話もありますよね。脂肪は流動的な分、補整してあげないと流れていきますし、しっかり固定してあげればそこに定着してくれるのです。
冷えを改善するとなぜいいの?
女性の方は冷え性の人が多いですよね。実はこれ、バストには良くないことの1つでもあります。冷えるということは血の巡りが悪くなるのと同じなのでバストに栄養が届きづらくなります。ナイトブラで就寝中もしっかり温めてあげることで栄養が届きやすくなり、女性ホルモンの分泌もアップしバストアップにも繋がります。
なぜ効果と安全性が高いの?
ナイトブラは何かの成分を摂取したり、体内に取り込むものではありません。バストアップサプリは副作用の心配があったり、クリームは肌に合わない心配もありますよね。バストアップ商品の中でももっとも安全性が高いのがナイトブラです。
また、着圧ソックスで足が細くなったり、ガードルで骨盤を矯正するのと同じく、ナイトブラで正しく補整できれば胸の形が綺麗になったりバストアップは物理的に可能なことです。バストケアをしたいのであれば「効果の高さ」や「安全性の高さ」を考えるともっとも優れたものだと言えます。
デメリット
ここまで良いことばかりを説明してきましたが、ナイトブラには「デメリット」もあります。それは以下のものです。
- 効果が出るまでの時間がかかる
- 脂肪が少ないと効果を感じにくい
効果が出るまでの時間がかかる
形を綺麗にしたり、育乳の効果も期待できると説明しましたが、実はデメリットとして効果が出るまでに時間がかかるということです。付けてすぐに形が良くなったり、バストが大きくなったと感じても外せば元通りというのは良くある話です。脂肪を定着させるには時間がかかります。また、毎日使い続けないと効果が現れてきません。すぐに形を綺麗にしたい、すぐにバストアップしたい、という人には不向きです。
脂肪が少ないと効果を感じにくい
バストアップに関しては脂肪を移動させて定着させるわけですから、そもそもガリガリに痩せている人は集める脂肪がないため効果が出づらい…という欠点があります。補正効果に関しては問題ないですが、ナイトブラでバストアプを目指すのであれば痩せすぎている人はまずは体質から見直す必要があります。
まとめ
今回はナイトブラの必要性やメリット、デメリットについて紹介をさせて頂きました。胸の大きさに関係なく早めにサポートしてあげることは大切です。まだ、ノーブラで寝てしまっているという方は、今すぐナイトブラでしっかり補正してあげましょうね!