青山まりの『心も身体もハッピーでGO!』第6回|バストアップマッサージ
こんにちは!ブラジャー研究家の青山まりです。今回お伝えするバストアップ・マッサージの方法は、第5回でご紹介いたしましたバストアップ体操を開発した際に、バストアップ体操をしたあとに、セットでおこなう用に開発したバストアップ・マッサージの方法です。誰でも簡単におこなうことができ、継続しておこなうことで効果が出せるとっておきのバストアップ・マッサージですので、よろしければ、第5回で学びましたバストアップ体操とセットでおこなってみてください。明るく楽しい気分でおこなうことがポイントです。
青山まり流バストアップマッサージを始める前に
バストアップマッサージは、鏡を見ながらおこないます。また、マッサージを行うときは、胸元に薄くオイルを塗って、手がスムーズに動くようにします。お手入れが怠りがちなデコルテのケアにもなります。オイルは、オリーブオイルやベビーマッサージ用のオイルなど、天然素材のものがおすすめです。
バストマッサージは、女性ホルモンを活性化させてバストアップに役立つばかりか、バストに触れることで自分の身体を慈しむ心が生まれてきます。特におススメなのが、お風呂上りにバストアップ体操を行って、そのあとにマッサージを行うことです。
朝にバストアップ体操を行って、元気いっぱいで1日を過ごしてから、入浴後のバストアップマッサージでバストをいたわり、ゆっくり眠るのもグッドです。
青山まり流バストアップマッサージの仕組み
こちらで紹介するバストアップマッサージは、バスト部分をマッサージすることにより、乳腺を刺激して女性ホルモンの分泌を促進するので、バストのふくらみが大きくすることにつながります。
指や手で乳房をやさしくマッサージすると、乳腺が刺激され、脳下垂体の視床下部で女性ホルモンの分泌を促す指令が出されるため、女性ホルモンの分泌量が増加するのです。
また、マッサージは血流やリンパの流れをよくしてくれます。体内の循環が改善して代謝(体内で行われる物質の入れ替わり)がよくなればバスト部分にも栄養が行きやすくなりますし、女性ホルモンの分泌もさらに促進され、バストアップにもつながります。
青山まり流・基本のデトックスマッサージ
青山まり流・基本のマッサージは、リンパの流れをよくして老廃物を押し流すバストのリンパマッサージです。
身体から余分なものを押し出すイメージを頭に浮かべながら行います。
- 胸元にオイルを塗ってから、両手で握りこぶしを作り、鎖骨の中心の下に押し当てます。
- ググッと胸を開くような感じで、わきの下まで向かっていきましょう。
- 胸元にオイルを塗ってから、右手のひらを左わきの下に押し当てます。
- 8の字を横に描くように、左の乳房の上から右の乳房へと手を移動させていきます。わきに流れたお肉をバストに持ってくるイメージで行いましょう。
- 右手でのマッサージが終わったら、左手を右わきの下に押し当て、逆側を同様に行います。
- 胸元にオイルを塗ってから、鎖骨の下からバスト上部までの範囲を、両手の親指と人指し指でタッピングして(軽くたたいて)いきます。
- 1と同様に、わきの下やバスト上部にも手を回し、バスト全体を小刻みにタッピング(軽くたたいて)いきます。押し方は痛くならない程度に、ゆったりとした呼吸でおこないます。
- 胸元にオイルを塗ってから、鎖骨の下からバスト上部までの範囲を、両手の親指と人指し指で軽くつまんでいきます。
- 1と同様に、わきの下やバスト上部にも手を回し、バスト全体を小刻みに軽くつまんでいきます。押し方は痛くならない程度に、ゆったりとした呼吸でおこないます。
- アンダーバストに片手をあて、おなかのお肉をバストに移動させるイメージで、バスト下部を下から上へと両手で交互に1セット、5回ほど押し上げます。
- 逆側の胸も同様に、おなかのお肉をバストに移動させるイメージで、バスト下部を下から上へと両手で交互に1セット、5回ほど押し上げます。
- 鏡をみながらおこなう
- 身体が温まったときに行う
- ゆったりとした深い呼吸をしながら行う
- オイルやバスト専用クリームを使用する
- なりたいバストをイメージする
1セット、5回おこないます。押し方は痛くならない程度に、ゆったりとした呼吸でおこないましょう。
青山まり流・横8の字マッサージ
どんなに着け心地がいいブラジャーでも、ワイヤーが当たる部分は肌に負担がかかります。このマッサージで、バスト周りの血行をよくしてあげましょう。
1セット、5回おこないます。先ほどと同じく押し方は痛くならない程度に、ゆったりとした呼吸でおこないましょう。
青山まり流・タッピングマッサージ
バスト部分を軽くタッピングしたり、小刻みに軽くつまんで乳腺を刺激し、女性ホルモンを活性化させます。なりたいバストをイメージしながら優しくタッチしてあげてください。
青山まり流・リフトアップマッサージ
乳腺を刺激しながら乳房の血行を促進することで、ハリとボリュームのあるバストを作ります。
バストが上へ、上へとアップするのをイメージしながらおこないます。押し上げ方は痛くならない程度に、ゆったりとした呼吸でおこないます。
バストアップ効果を高めるバストマッサージのポイント
マッサージのポイントはリラックスして、ゆっくり行うことです。他にもバストアップ効果を高める大切なポイントをご紹介したいと思います。
バストマッサージは、鏡を見ながら行います。これは、自分の身体を意識することにつながります。そして、形や大きさに変化はないか、皮膚へのへこみやひきつれはないかなどをチェックしてください。しこりなどの異常を発見したときは、すぐにお医者さんに行きましょう。
入浴中や入浴後がおすすめです。血液の循環がよくなるため、老廃物を押し流す効果も大きくなります。また、入浴とマッサージでリラックスできれば、バストアップに不可欠な女性ホルモンの分泌も整います。
ゆっくりとした深い呼吸を心がけ、呼吸とともにリラックスしながら行います。そして、老廃物を押し流そうと、バストに過度の刺激を与えるのはNG。バストには優しく触れ、ゆっくりとマッサージします。マッサージは、ゆっくり、ゆったりと行うのが一番のポイントです。
オリーブオイルやバスト専用クリームなどを塗ってから、マッサージしてください。オイルを使わないと、手がうまく滑らず、皮膚によけいなストレスを与えてしまいます。
自分でなりたいバストを頭の中でイメージしながら、明るくハッピーな気持ちで行いましょう。音楽を聴きながら行うのもいいですね。
痛いときはお休みしましょう
生理前に乳房が固くなり張る人は、バストを触ると痛いことがあります。そういうときは、マッサージをお休みしましょう。
また、風邪をひいたときや体調の悪いとき、肌トラブルのあるとき、お酒を飲んだときもお休みしてください。
食事の直後も避けます。食後、1時間くらいは空けるようにしましょう。
妊娠中の人や乳がんの人は、状態が人それぞれですので、お医者さんに相談してからおこないましょう。
まとめ
さて、今回のバストアップ・マッサージはいかがでしたか?一日が終わる夜になったら、バストアップマッサージをしながら、「今日、一日、ありがとう…」と感謝の言葉をかけたり、朝、起きたときは、「今日、一日、よろしくね…!」と声をかけてからバストアップマッサージを始める…というように、バストと上手にコミュニケーションをはかっていくことが、バストアップの成功の秘訣です。わたしたちのルーツをたどると、いきつくところは、オギャーと生まれてきたときの、お母さんのバスト、お母さんのおっぱい。お母さんのバスト、お母さんのおっぱいによって、母乳を吸いながら、スキンシップを与えていただき、ふれあい(信頼関係)を教えてもらいながら育ってきました。それがバストという身体の部位が、「女性の象徴」といわれたり、「母性の象徴」といわれるゆえんなんですね。そういったことを考えると、バストに対し、自然に感謝の気持ちが湧いてきます。そういった優しい気持ちで今回ご紹介いたしましたバストアップ・マッサージをおこなってみてください。
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[supervisionText]執筆者/ブラジャー研究家・下着研究家[/supervisionText]
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[supervisionAffiliation]「女性の生き方と下着」をテーマに消費者の立場で活動している。バストアップ・エクササイズやバストケア・マッサージなどを開発。新聞、雑誌、ウェブなどの執筆、監修のほか、講演やセミナー、テレビ出演も多数。著書に『ブラの本』(サンマーク出版)、『着るだけダイエット』(東邦出版)など。
■HP:http://mariaoyama.sakura.ne.jp/[/supervisionAffiliation]
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